アルタクセルクセス・ロンギマヌスが治める(51年) (jan 1, 475 BC – jan 1, 424 BC)

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＜洞-2 779–785ページペルシャ，ペルシャ人＞
＊ギリシャの資料から
ギリシャの歴史家ツキディデスによれば、ギリシャの政治家で軍功を挙げた英雄，テミストクレスは「クセルクセスの子で，王位について間もない王アルタクセルクセスに手紙を送った」とされている。また、ツキディデスとラムサコスのカロン(クセルクセスからアルタクセルクセスに支配が移行する時期を生きたペルシャの臣下)は，クセルクセスが死んだこと，またテミストクレスが会見したのは息子のアルタクセルクセスであったことを述べている。
[テミストクレスがペルシャに着いた時アルタクセルクセスはその少し前に支配し始めたところだった。]

歴史家のディオドロス･シクルスは「プラクシエルグスがアテネの執政官であった時」に生じた事柄に関する記述の中で，テミストクレスの死について述べている。プラクシエルグスがアテネの執政官だったのは，西暦前471/470年だった。
ツキディデスによると，テミストクレスがペルシャに到着した後，アルタクセルクセスに会見するための準備として，言語の学習が1年間行なわれた。
[テミストクレスが亡くなったのがBC471ごろとするとペルシャに住み着いたのは西暦前472年よりも後ではなく、到着したのはさらに1年前のBC473よりも後ではないと考えられる。したがってBC473年までにアルタクセルクセスは王位についていて、しかもその頃王位について間もなかったと考えられる。]

M･ド･クトルガはこのように書きました。「ツキディデスの年代計算によると，クセルクセスが死んだのは西暦前475年の終わりごろであり，同じ歴史家によると，テミストクレスが小アジアに着いたのは，アルタクセルクセス･ロンギマヌスが王座に就いた少し後であったことが分かっている」

＊バビロンの資料から
歴史家たちは，ダリウス2世(アルタクセルクセスの息子)の最初の在位年が西暦前423年春に始まったという点で意見の一致を見ている。ダリウス2世はその即位年の第11の月の第4日，つまり西暦前423年の2月13日までにすでに王座に就いていた。
アルタクセルクセスの治世の終わりとダリウス2世の治世の始まりを結び付ける書字板の一つには，次のような日付が付されています。「第51年，即位年，第12の月，20日，ダリウス，諸国の王」。
[ダリウス2世の即位年(BC424)はアルタクセルクセスの第51在位年。したがってアルタクセルクセスの在位第1年はBC474、即位年はBC475であることがわかる。]

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