アハシュエロス(クセルクセス1世)が治める(21年) (jan 1, 496 BC – jan 1, 475 BC)

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洞-2 779–785ページペルシャ，ペルシャ人
「ペルシャ帝国の歴史」（215ページ）の中で，「498年の10月23日までに，王の息子[つまり，ダリウスの息子クセルクセス]の家がバビロンで建設の途上にあったことが分かる。これが，すでに我々の指摘した中心部にあるダリウスの宮殿であることに疑問の余地はない。その2年後[西暦前496年]，ボルシッパの近くから出土した商業文書には，『新しい宮殿』がすでに完成されたと述べられている」。
〜〜普通の場合，王の即位年は前任者の死後に始まります。ところが，クセルクセスの即位年に記されたこの二つの記録には，第7の月よりも前の日付が付されている（一つは第1の月，もう一方は第5の月）のに対して，クセルクセスの前任者（ダリウス）は，その最後の年の第7の月まで生きたという証拠があるのです。ですからこれらの記録は，クセルクセスの父親の死に続く，クセルクセスの即位期間に言及しているのではなく，彼がダリウスと共同統治を行なっていた時の即位年を示しています。もしその即位年が，クセルクセスのためのバビロンの宮殿が完成した西暦前496年であるとすれば，共同統治の第1年はその次のニサン，つまり西暦前495年に始まり，その第21年つまり最後の年は西暦前475年に始まることになります。その場合，クセルクセスの治世にはダリウスと共に支配した10年間（西暦前496年から486年）と，自分一人が王位にあった11年間（西暦前486年から475年）が含まれています。

[クセルクセスの即位年はダリウス2世との共同統治期間も含めて数えられている。]

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